9月, 2017年

成田市公設地方卸売市場再整備の現状と課題

2017-09-04

新生成田市場の位置づけと、国、県へ期待すること

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成田市公設地方卸売市場につきましては、わが国最大の国際航空ネットワークを有する成田国際空港近接の立地や東関東・圏央道等の交通ネットワークを活用し、当市のみならず、空港周辺市町をはじめ千葉県内及び東日本各地から集荷した農林水産物の輸出拠点機能を有した市場として、平成32年の開場を目指し、再整備を進めております。本事業は、国の成長戦略でもある国産農林水産物の輸出額の倍増、また、千葉県が推進する千葉県産農林水産物の海外販路拡大に大きく寄与するものであることから、事業の円滑な推進に向け、財政面を含めた多様な支援を期待しています。

しかし、現在、提示されている新生成田市場の工事費の概算は下記の通りです。


国庫補助金    1,280(百万円)
起債(市の借金)12,166(百万円)
総工事費    13,446(百万円)

 

現在の成田市場の取扱高は2016年実績で年間60億4,300万円ですが、新生成田市場開場(2020年)後、5年(2025年)で年間輸出取扱高88億円を含め、188億7,400万円の計画となっています。これだけの、プロジェクトを行なうには資金・人材を含め官民をあげて成田に集結させ、オールジャパン体制で行わなければ計画倒れになる可能性を私は指摘しているところです。

私の9月定例市議会一般質問について

2017-09-04

私の一般質問の予定は平成29年9月8日(金曜日)11時〜12時です。
一般質問の様子をご覧になりたい方は、直接お立ち寄り、または、本会議の模様を生中継(ライブ)及び録画中継(オンデマンド)による配信、成田ケーブルテレビでの配信をしております。お時間がありましたら、ぜひ、ご覧ください。

質問事項

❶成田国際空港の年間発着容量50万回(現在の約2倍)を見据えての市街地や都市基盤の整備について
(1) 雇用増加が見込まれる空港従業者等の定住のための成田ニュータウンの再整備(UR団地地区、赤坂センター地区、空き家等)
(2) 卸売市場再整備事業を初め空港機能強化に伴う幹線道路網等の整備
(3) 国主導での都心直結線の整備

❷国家戦略特区成田の現況と今後の展望について
(1) 国際物流拠点の整備(自由貿易地域)を初めエアポート都市構想として提案した事業の現況
(2) 国際医療学園都市構想の今後の展望

❸国家戦略特区成田を担う人材について
(1) 卸売市場の農産物輸出拠点化に伴う外部人材の登用
(2) 国、NAA等への人事研修

羽田空港跡地第1ゾーン整備方針(大田区)

2017-09-04

先日、東京都大田区にお伺いし、羽田空港の沖合展開で生じた跡地開発を巡り、中核となる産業・文化施設の計画概要について、調査研究をさせていただきました。

整備方針概要

「自動運転車や医療、ロボットなど先端技術の研究開発拠点を誘致。空港近接地の利点を生かし日本の伝統工芸やアートの体験スポット、空輸される新鮮な食材の販売・飲食施設もつくる。ゼネコン大手の鹿島を中心にトヨタ自動車などが協力。東京五輪・パラリンピック開催前の2020年4月の一部開業を目指す。事業費は約540億円を見込む。
鹿島グループには29の事業者が参加。自動運転車ではトヨタなど、医療・健康分野は国立国際医療研究センターや富士フイルムなどが連携する。京浜急行電鉄や東京モノレール、JR東日本も加わり、天空橋駅と施設を地下で直結してアクセスの利便性も確保する。研究者や文化・街づくりの担い手らが交流する場も設ける。全面開業は22年となる見通し。」

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概要資料のPDFはこちら
運営事業予定者の提案概要PDFはこちら

 

成田市も国家戦略特区の指定の元、本年、医学部が新設され2020年には付属病院の開院が予定されております。しかし、本市には医学部新設により一区切り感が漂っており、これを出発点として、大田区のように成田空港を核としての空港まちづくり政策への積極的な取り組みが見えません。成田空港50年の歴史から見えてくるのは残念ながら千葉県地元自治体は空港に対して受け身であります。しかし、今回成田空港の機能拡大の元、新たに1000haの新空港建設が行われるのを機に空港を自らの財産としての政策立案を提案していきます。

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