教育費一家族主義から脱し、公的支援の拡充を!!

2017-07-24

毎年「子ども支援千葉県連絡会」(注1)からの教育予算拡充等を求める請願の紹介議員のひとりとして7月20日いただいた資料の抜粋です。
私はかねてより「家庭の貧富に関わらず優秀な人材が大学に進学できるよう公的支援の拡充を」と提案しています。

 

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(注1)
子どもたちの豊かな育ちと学びを支援する教育関係団体千葉県連絡会(22団体)

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先生にゆとりを!!〜教えることも学ぶことも〜

教師の過重労働や高等教育の改革等々色々な検討がされようとしています。これらの流れの中で私が大変気になる点として、少子化にともなう財務省試算としてだされた教職員の削減の案です。私はこれまでも「海外留学は先生の必須科目」と書かせていただきましたが、先生方には「教えるゆとり」とともに自らが「学ぶゆとり」も是非必要だと考 えています。少子化の中で教職員の定数にある程度のゆとりができるのであれ ば、それを海外留学をはじめ先生方の学ぶゆとりに充てることこそ、国家百年の計を見据えての政策であると思います。

海外留学は先生の必須科目〜国の制度として確立を‼〜

ロシアのクリミア半島の併合や、国内の集団的自衛権等々ここ数ヵ月の大きなうねりに接する時、教育現場において先生方のご指導はより重要なものとなってきています。そこで「多様なものの見方・考え方」について私の体験から綴ってみます。

『1492年コロンブス新大陸発見』
私が中学校で学んだ世界史の一項目です。1972年から約1年間政府交換留学生としてメキシコで学んだ私にとって「1492年」のアメリカ大陸は、ヨーロッパ人のコロンブスにとっては、新大陸であり発見した年であります。しかし、マヤ・アステカ文明を築いてきたネイティブアメリカンにとっての「1492年」は、その後自分たちの土地を追われ滅ぼされていった出発の年と捉える事もできます。東洋の日本人である私にとっての「1492年」は、ヨーロッパ人のコロンブスとネイティブアメリカンの出会った年との見方も学びました。

10数年しか経っていない21世紀ですが、歴史の転換期を感じる今日、日本をしっかりと見据え、「世界地図の中で考える」ためにも、海外留学が先生の必須科目になるよう微力ですが努力を続けて行きます。
(2014年)

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