「議論力の養成を‼」 ―小学校の英語教育義務化で思うこと―

2018-05-17

 

小学校で英語教育の義務化がスタートしました。私は英語教育に反対するものではありませんが、グローバル人材を育成するためには外国語を学ぶだけではないと考えます。
どんなに言葉が達者でも議論ができなければ交渉も進みませんし、議論を交わすためには、その議題や事柄について学び、知識がなければ話し合いに参加することもできません。
私は、1972年から約1年間政府交換留学生としてメキシコで学びました。外務省での事前研修で講師の先生は、ホームスティ先でスペイン語は学ぶのだから、国費留学生とし皆さんが学ぶことは「日本」ですと話されたことを、今思い出しています。
外国人が日常になっている成田にあって、語学力と議論力を兼ね備えたファシリテーション(会議の場で議論を促す能力)ができる人材の育成を期待しています。

 


「祖国とは国語」藤原正彦/著

国家の根幹は、国語教育にかかっている。国語は、論理を育み、情緒を培い、すべての知的活動・教養の支えとなる読書する力を生む。国際派の数学者だからこそ見えてくる国語の重要性。全身全霊で提出する血涙の国家論的教育論「国語教育絶対論」他、ユーモラスな藤原家の知的な風景を軽快に描く「いじわるにも程がある」、出生地満州への老母との感動的な旅を描く「満州再訪記」を収録。(新潮社HPより)


 

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