1月, 2018年

魚は頭から腐る。頭は一番重要で、それが政治。

2018-01-12

最新作「ギリシャ人の物語」で民主制の始まりから成熟、崩壊の過程を描いたイタリア在住の歴史作家「塩野七生」さんの日経新聞のインタビュー記事の抜粋です。

 


 

歴史を見てみると、魚は頭から腐る。頭は一番重要で、それが政治。民衆は相当、最後に至るまで健全なんですよ。しかし政治が最初に腐ると、民衆がいかに一生懸命にやっていても国力がどんどん下がってくる。だから政治が機能してくれなきゃ困るんです。」

 


 

「私は民主制自体はやっぱり最良の制度だと思っています。ただし民主制は投票に全てがかかります。投票した人間はやはり『機能してくれ』って期待しているわけですね。だから機能しないと失望し、失望した揚げ句がポピュリズムです。金貨の裏表みたいで『うまく使うとこちら側になるが、そうでないと裏が出る』というようなものです」

 


 

「政治家ってのは使い捨てにされる。だからこそ主権在民なんだと。日本は政治家を使わないで捨てることばかり考えている。まず使う。委託したんですから倒れるまで使えばいい」

 


 

国立歴史民俗博物館 企画展「1968年」〜無数の問いの噴出の時代〜で思ったこと

2018-01-11

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本企画展示は日本における1968年社会運動高揚期の重要な特徴である「個」の主体性を重視する社会運動に焦点を当てるとされ「平和運動の展開:ベトナム反戦とべ平連運動」、「戦後民主主義と戦後農政への問い:三里塚闘争」、「大学という「場」からの問いー全共闘運動の展開」等々、私にとっては1968年展はどれをとっても大変身近なことでありました。
1968年中大生として駿河台の中大闘争、1970年のサイゴン(現ホーチミン)をはじめとするアジアひとり旅や空港公団での妨害鉄塔撤去のための用地交渉や労働組合結成への参加など、約半世紀に渡る三里塚(成田空港)との直接的な関わりであります。これらは全て政治そのものです。1968年から50年、2018年新たな一歩を踏み出すときだと感じています。1968年あの社会の熱気をどうやって次の世代に繋げていくかを。

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